1/16(木)カーノン・ポンガル!
昨日の夜に「俺はラーマチャンドランの友達でジョー・ミヤモトともリアルフレンドだ!明日ジャリカットゥ見に行くんなら俺のオートで行ってくれ」と半ば強引な営業をかけてきたオートドライバーのヴェッライパーパー(日本語にすると「白い赤ちゃん」)と交渉し、結構遠いアランガナルールの村まで往復&待ち時間込みで700ルピーということで話が決まった。
今日も朝飯はホテルのブッフェ。
ホテルのフロントで「お客さん!今朝の新聞に載ってるよ!」と言われてびっくり!
ジャジャーン!
見出しは『みんな驚いた!』
見出しは『「タミル人」外国人観光客』
昨日のポンガルツアーの様子が記事になってた!
他にも小さく載った新聞もあり、確認できただけで4紙くらいに載っていた!
そして、今朝7:30、ホテルに迎えに来るはずのヴェッライパーパー氏は、朝飯を食っているうちにもう来ていた。
700ルピーがかかっているから、必死なんだな…
彼は、ちょっと人相が悪い人だけど、悪人ではなさそう…だけど、ちょいちょい高く言おうとしたりするので、ちょっと面倒臭い。
そして、どうやら整備不良のようで彼のオートはとても遅い…
これ、チャリンコに追い越されるんじゃない?
そんなオートでノロノロノロっと昨日きた道を行き、ジャリカットゥの聖地アランガナルールへ到着!
と思ったらオートは会場まで行けず、しばらく歩いて行った。
選手の牛はいかにも強そう
・ジャリカットゥのルール
入り口から勢いよく飛び出してくる牛の背中のコブに抱きつき、しばらく耐えれば選手の勝ち、牛が振り切って逃げ切れば牛の勝ち。牛の飼い主が景品をもらう。
景品はバイク、自転車、携帯電話、時計、簡易ベッド、鍋、バッグなどなどなどがある。
ズルした選手は警官にユニフォームを脱がされて退場させられる。
左下の入り口から牛が出てきて右上の方まで走り抜ける
牛のパワーは凄まじく。なぎ倒される選手たち
強烈なパワーの牛にしがみつくナイスファイト!
この牛の大きさ!!
たまに、牛が逆流してきて、みんな逃げる
これもナイスファイト!
タミル男の意地の張りどころ!
ジャンプする牛にしがみつく
しかし牛のダッシュは早くてそう簡単に掴まれない
入り口でだいたい勝負が決まる
逃げる選手は柵にしがみつきます。
入り口に並ぶ出場牛の列
ジャリカットゥはアランガナルールが有名だが、他の場所でもやっている。
TVの中継もしていて大盛り上がり!毎回けが人や死人が出るので問題になるけど、なんとか続いている。
このハイテンションな祭りが朝7時から始まっている!!
牛のコブは走るとぷるぷる揺れて柔らかそう。
ジャリカットゥの様子を動画でどうぞー!
ジャリカットゥを見ていたら、同じ時期に南インドを旅しているヨッシーさんと偶然会った!ヨッシーさん、カンヌールでテイヤムを見てからマドゥライに来たって!!
他にも日本人が1人、中国人や欧米のツーリストもでっかいカメラを持って頑張って撮影していた。
ヨッシーさんはバスがあるというので先に帰り、我々も足が痛くなって腹も減ったので会場を後にした。
いつの間にか会場でジャリカットゥを見ていたヴェッライパーパー、どうやらオレたちがいなくなるのが心配なようで見に来ていたみたい。
一緒に村を歩くと、派手な像が気になっていたお寺があったので入ってみた。
でっかい白馬に乗ったギョロ目のカラフルな神様はムニヤーンディという神様で、シヴァと同じと言っていた。
村にあるお寺
いつも写真に入りたがるヴェッライパーパー氏(右の人)
ジャリカットゥに参加する牛を連れてお参り。
俺を撮れ!と入ってくるんだなあ。ヴェッライさん。
寺の人と色々話したり写真を撮ったりして寺を出たら…
2人のサンダルがない…
やられたー!!
仕方がないから炎天下の中を裸足で歩いたが、道路がものすごく熱い!!
日陰を辿りながら歩いてもオートまでかなり遠い…
アチチチチチーーーーー!!!!と叫びながら走り、最後は道行く人のバイクに乗せてもらって、やっとオートに乗れた。
道の途中で飲んでみたパルミラ椰子ウォーター。
味は、ほとんどない。
またもやノロノロ走るオートでホテルに戻る。
やっぱり料金のことでもめたりした後、ようやくホテルについて一休み…
暑かった…
焼けた…
昼は、いつもお客さんが多いほとんど屋台みたいな店でチキンビリヤニ
そしてBataで新しいサンダルをゲット。
それにしても、いつも裸足で修行中のサーミはすごいよ…
ナガムニマップを片手に、ミーナークシーのずっと東の方に歩いて行った。
お!ラジニファンのオート発見!
いいなあ。本当にいい!!
ミーナークシー寺院の近くで営業中のタトゥー屋さん
この消しゴムハンコで下絵を押します。
それにしても、絵のクオリティが…
ボールペンのインクをジューっと出した消しゴムハンコを肌に当て、そこを彫る。
お兄さん、本当にそのデザインでいいのか!?
君たち!新聞見たよー!とお菓子屋さん。もちろんラジニファン!
そして、このお菓子がうまいんだあ〜。一個くれた!
ここら辺のスパイス屋さんとかが集まる路地、好きなんだなあ。
タレイヴァーーーーーーーー!!!
有名なジガルタンダ(パフェみたいなの)のお店。
その名も『フェイマスジガルタンダ』の前は賑わってる!
ジガルタンダ大好きなマドゥライっ子たち!
これがジルジルジガルタンダ
ジガルタンダのお店はムスリムが多い気がする。
ファルーダとかと近いものなのかなあ。
ナガムニマップの「血のポリヤルやマトンスープが飲める」という店に行ってみると、夜19:00からの営業だった。
その路地を入っていくとシルクスクリーンの工房があるはずだけど…見当たらないなあ。
と思っていたら、角の家の優しそうなおじさんが声をかけてくれた。
聞いてみたら、そのおじさんこそがシルクスクリーン工房の社長さんだった。
看板がないからわからなかった!
いろいろ話をして、布バッグを見せてもらったり、ナガムニの写真を見たりした後、工房見学。
塗料の匂いがする中で職人さんが一枚一枚丁寧に刷っていた。
不織布のバッグに一食ずつ手作業。
僕は不織布よりも布バッグ(トゥニパイ)が好きなんだけれど、最近はめっきり少なくなった。
ここでも不織布が多いけれど、結婚式の引き出物なんかを入れる黄色い布バッグ(マンジャッパイ)もたくさん作っている。
お土産の10枚くらい買ったら、おまけしてくれた。
3階に上がるとおじさんが「日本から輸入したんだ。ぜひ見て欲しい。」と蓄音機を見せてくれた。
もう30年以上前に取り寄せたもので、手回しで動かして古いレコードを聞かせてくれた。
古い、とてもいい音がした。
おじさんは、他にも日本製の柱時計を持っていて
「日本が大好き」と言っていた。
「日本のコインを見たい」というので見せて、ついでに「プレゼントしますよ。」というと、「いいよいいよ」と遠慮するので「いやいやいや」とわたした。
まるで日本人みたいな反応だ!
そうすると100ルピー札を持ってきたので「記念だからいらないですよー」というと、最近できた10ルピー玉を「記念に」とくれた。
お父さんもお母さんもニコニコしてて、いい人たちだった。
長い道をホテルまで歩いて帰る途中、またヨッシーさんとあった。
なんと、まだテイヤムを見足りないのでまたカンヌールに行き、その後すぐにチェンナイに戻ってから帰国するらしい。なんて忙しいんだ!
ラーマチャンドランから連絡があり、夜に会うことになった。
その前にホテルで一休みした後、床屋で坊主頭にしてもらった。
すっきりしたー!
また昼歩いた長い道のりを歩き、例の「血のポリヤル」の店へ。
看板を見ると、「JVストア ビリヤーニ、アーットゥッカールスープ(マトンスープ)、ラッチャンポリヤル(血のポリヤル)、チキン 有ります」と書いてある。
ちょっと怖そうな、あまり笑わないおじさんがやってます。
血のポリヤル、マトンスープ、チキン65を食べた。
血のポリヤルは、レバー炒めみたいな感じ。臭くない。
マトンスープをかけて食べる。
血のポリヤル
マトンスープ
チキン65
久しぶりのノンベジで体が温まった。パワフルだー!
狭くて質素なお店に机一個と椅子ちょっとだけのお店。
メニューはこれだけ
怖そうだけど、話したら親切にいろいろ教えてくれる優しいおじさんでした。
ごちそうさまでしたー!
ホテルに戻るとラーマチャンドランと息子のシッダールタがきていた。
忍者に憧れているシッダールタ、いつか伊賀に行ければいいね!
ニンニンニン!!
みんなでコーヒー飲みながら、いろいろ話した。
明日はマドゥライを発ち、タンジャーヴールだ。マドゥライよ、いつもありがとう!!
ロンバサンドーシャン!!!!