オレインド2014

1/11(土)チェンナイ ジェットコースター

朝4:30
暗いうちから起きて、カパーリーシュワラ寺院へ。まだ真っ暗だ。
マールガリ月(12月中旬〜1月中旬)に毎朝カパーリーシュワラ寺院の周りで神への讃歌(バジャン)を歌いながら歩く「マールガリバジャン」を見に来た。


こんなに朝早いのに、もう新しいコーラムが描かれている。
ここのお母さん、早起きなんだなあ。
 



お寺の門の近くで、すでにドーティー姿の人たちが集まって歌っていた。
 

通りかかる人たちは、歌っている人たちの前でお祈りしたり、五体投地をしたるする。
歌いながら歩き出し、パレードのようになった。
道の途中で止まって歌うこともあり、交通量が増えてくると車やバイクがジャンジャン横を走っていく。それでも構わず歌い続ける。

 
 マールガリバジャンの様子

 

早朝のカパーリーシュワラ寺院
 
6:00から、近くのサラスワティアパートというところで今若手注目No. 1のボーカル「アビシェーク・ラグラム」の伴奏なし、マイクなしの歌が聴けるというので行ってみた。

サラスワティアパートの玄関のコーラム。
 
場所は本当に普通のマンションの一室で、大きな祭壇にサラスワティ女神を祀っている。
たくさんの灯明が美しい。
部屋に入ったのは6:00前で、女性の歌手が神様の歌を歌っていた。

 
灯明だけの早朝の部屋での歌声は、なんとも清々しい。
 
アビシェークの出番が近づくとお客さんがどんどん増えて部屋はぎゅうぎゅうになった。
録音や録画する人もたくさんで、人気を実感。
そして、アビシェークの歌が始まった。



アビシェークの歌にすっかり魅了されたあと、他のお客さんたちと喋ったり、一緒に写真を撮ったりして家を出た。
 
外はすっかり明るくなっていた。

ナーゲシュワラオパークでは子供達のカッチェーリが始まっていた。
すごくいい朝だー!
 
 
9:00にサラバナバワンで待ち合わせて、ちりさんと合流。

サラバナバワンはアイスがうまい!
 
これから料理研究家のViji先生の料理教室!

2年ぶりのViji先生は、相変わらず超ハイテンションで元気!
教えてもらったのはセミヤラヴァイドゥリ、ペサラットゥ、ラヴァウップマー、イーヤッチョンブラッサム。
やっぱり実際に作っているのを見て教えてもらうと、いろんな発見があって目から鱗。
料理のことだけじゃなく、タミルの文化や料理の名前の由来なんかもたくさん教えてもらった。

Viji先生はもともとはお隣のアーンドラプラデーシュ州出身で、チェンナイに嫁いでから料理を厳しく叩き込まれて、今では料理研究家になっちゃったらしい。
教室では複数の料理を同時進行で教えてくれるので猛スピード。
作り方とポイントを残さずメモしてカメラで撮る。
助手のシャンティさんは、いつも無駄のない動きでタイミング良く現れ、さっと手伝っていく。

今日の材料

ペサラットゥ(緑豆のドーサ)の材料
 

ラッサム用の錫の鍋「イーヤッチョンブ」
 

あんまり火が強すぎると錫だから溶けます。
 

この鍋で作るとラッサムが美味しくなるらしい!

Viji先生のラッサムはヒングがガツーンと効いてて美味しい!
 

セミヤラヴァイドゥリにちょっと加えるENO(フルーツソルト)
 



セミヤラヴァイドゥリ!
 

窓の外を見ると、おじさんが踊っていました。
 
 

ペサラットゥ焼きます!
焼いたら、中にウップマーをサンド。
 

出来上がり!
 


Viji先生の明るく楽しっく激しい料理教室、楽しかったー!
先生の新刊「Vegetable Delicious SOUTH INDIA」にサインしてもらった。
 

「ぜひぜひ日本の人たちにも宣伝してちょうだい。」
と頼まれましたが、日本で手に入れる方法を調べてみたら、Amazon.comで海外からも注文できるようです。
 
先生、でっかい一眼レフを持ってきて何かと思ったら撮影を頼まれた。
え〜!?俺が!?
Viji先生、お化粧し直してパチリ。
 
ありがとうございました!また会いましょうー!!
 
Viji先生のモーレツ料理教室のあと、3人で最初のサラバナバワンに戻ってきた。
ここで、チェンナイに駐在している人の奥さんと合流。
僕の通っていたタミル語講座の初級クラスにも通ってたことがあり、マサラワーラーのホームページも見てくれているという!アイス食べて待ってたら奥さん登場!
 
みんなでこれからコーラムコンテストを見に行きましょう!ということででてみたけれど、まだやってない…
会場となる道路には車がいっぱい停まってるし。本当にここでやるのかな…
 
そこにいたココナッツ屋さんに聞いてみたら「明日だよ」と言われた。えー?
 

仕方なくぶらぶら歩いていたら、明さんとばったり会った。
何か白人の人たちと一緒にいるなあーと思ったら、女優の山口智子さんもいて、BSの音楽番組の打ち合わせ&下見をしていた。
朝のマールガリバジャンを取材するみたい!その番組、楽しみだなあー。
 
→その番組といいうのがこれです!→「Listen.」
 
ヒンドゥー教デパートのGIRIでお買い物をして、ちりさんはちょっと体調が悪いということで、ここでお別れ。
 
GIRIからでると、今度はまたまた偶然、バラタナティヤムダンサーの堀サンとばったり。

 
みんなカパーレーシュワラ寺院の近くに集まるのか!
 
駐在の奥さんは、これから家に帰るというので、3人で近くのお寺みたいなmessに行って軽くコーヒー飲んだりティファン食ったり。


 
「これからバラタナティヤムの舞台で着るサリーの打ち合わせに行くんだけど、見に行くー?」
ということで、聞いたら宿の方だったので、一緒にオートで行ってみた。
 
美和ちゃんもいて、上品な奥さんと衣装の話をしていた。
マサラワーラー、ちょっとだけいて、おいとました。
 
ちょっと歩くと、本当にすぐ宿についた。
 
宿でインターネットで調べてみたら、コーラムコンテスト、やっぱり今日だ!!
15:00からって、もう始まってるじゃん!
 
急いでカパーリーシュワラ寺院に舞い戻ったら、やってるやってるコーラムコンテスト!
あんなにたくさん停まってた車もいつの間にか片付いてて、道路にはたくさんのコーラムが描かれている。
コーラムの作者はほとんど女性だけれど、少しだけ男性や、外国人もいた。
どれも力作ばかりで、すごい。
伝統的な色なしのコーラムで、一筆書きの複雑なコーラムなんて、こんなのを描けるなんて、すごい…
毎朝描いたり、いろいろアイデアを練って頭の中に無限のデザインがしまって有るんだろうなあ。
見れてよかった!

 








ん!?ヘビ!
 

 

 
食事や雑用をして、宿をチェックアウト。
エグモール駅から21:40の夜行電車で南下、チダンバラムを目指すんだ!
チダンバラムにいる友達に会いに行くぞ!