1/15(水)マートゥ・ポンガル!
今日の朝飯もホテルのブッフェ。うまい!
朝飯食って、TTDC(タミルナードゥ州政府観光局)の前へ!
7:30集合というのでギリギリに行ったら、バスで座れなかった…
今日はこの外国人満載のバスでアランガナルール近くの村で色々な芸能を体験する無料ツアー。
バスに乗ると、早速カメラマンのおじさんが「アキラを知ってるか?今どこにいる?」
他にも去年、同じツアーに参加した井生明さんのことを知っている人が何人もいた!
バスを降りると太鼓とナーダスワラムの音が聞こえる!
音のする方に行くと、クジャクの着ぐるみ、牛の着ぐるみに続いてナーダスワラム、タヴィル、パライ(タップー)、を鳴らしてパレードをしている!
見物してたらパライ(またはタップー:バチで叩くフレームドラム)を肩にかけて参加している秀典サーミの姿が!で、僕もパライを渡されて、信治くんも渡されて、踊りながらパライ叩いて行進!!ちょっと風邪ぎみだったのに、すっかりテンション上がって元気になった!
汗だくで叩いている内に、お寺の前の広場に着いた。
広場ではすでにたくさんの見物人。
大きなコーラムが描かれていて、ポンガルも作っている。
ポンガル!!
タミルのお母さんとポンガル、似合うなあー!
ツアー参加者の外国人もポンガル体験します!
ポンガルなコーラム
そして、頭にツボを乗せた派手な化粧に派手なサリーのふくよか〜な女の人が3.4人登場!
カラガーッタム(壺踊り)だ!
壺の上にはギラギラの鳥がのっていて、踊るとくるくる動く。ムチムチのおばちゃん達が激しく踊る!
パライやタヴィル、ナーダスワラムも激しく鳴り響いてヒートアップ。
またまた舞台の輪に誘われてパライヤッタム!一緒に叩いて踊った!
さらに、不安定な台を担ぐ曲芸のカヴァディヤーッタムや、パライを叩きながらの様々な曲芸が始まった。
最初は叩いて踊るだけだったのが、次第に「髪に結んだ紐の先に重りをつけて火をつけて振り回す」
しゃがんでも振り回す!
「燃えた車輪を頭の上で回す」
「地面に立てた針をおでこに刺す」「火のついた星型の枠をぐるぐる回す」など過激な芸を繰り広げる。
カラガーッタムのおばちゃんも負けずに、「目隠しして刀を振り回し、道化の口にくわえさせたバナナを切る」「道化をまな板にしてバナナを切る」などの過激なパフォーマンスで応える。
さらに「寝かせた道化の目の上に乗せたレモンを、口にくわえたヒモ付きの針で刺して、レモンを振り回す」という、遠くから見ると何をやってるのかさっぱりわからない、危険だけど謎の芸を繰り広げた。
迫力の電撃ネットワーク的な芸の後は、タミル武術シランバムの演舞。
高校生から小学生くらいの子供たちが頑張っていた。
棒術の他、チェーンの先に水が入ったコップをつけたものを振り回したり、帯状のウルミみたいな剣を振り回したり、何か輪っかを組み合わせて翼みたいにして羽ばたいたりしてた。
では、村のお祭りの様子を動画でどうぞ!楽しいですよ〜!
途中、見物人のメタボおじさんが貧血でぶっ倒れるハプニングもあったけれど、激しく楽しく面白かった!
一緒に見てた村の人や子供たちもいろいろ話してくれて、それもまた楽しい。
いなくなったと思ったサーミ、まさかのお寺の上から見てた!
広場での演芸大会のあとは「ヤギのファイトだ!」と言われて、みんなで次の会場に歩いていく。
歩いている時も、村の人たちが興味津々で質問責め。「家によって行ってよー」と何人かの子供たちに言われて、すごーく行きたかったけどバスツアーできてるので行けないよ〜と言った。
この牛はジャリカットゥ(牛追い祭り)に出るらしい!
自慢の牛を連れたおじさん。
しばらく歩いて大きな広場につくと、人の輪ができていて、真ん中にヤギが!
でっかいヤギが助走をつけて頭突き対決!「ゴツーン!!!!」とでっかい音がなる。
先に逃げたヤギが負け。
普段おとなしそうなヤギだけど怒ると怖いと思った。
ヤギファイト!すごい迫力!
ヤギファイトのあとは元の場所に戻って昼ごはん。
道すがら、村の人たちとしゃべりながら歩く
ヤギファイト会場でさっきのパライのアニキたちと記念撮影。
おばあちゃんたち
みんな親切で、とってもあったかいー!
お昼ご飯。これも無料!なんという太っ腹のツアー。
タミルナードゥでは伝統的に「気前の良さ」が美徳だとされるというけど、本当だなあー
ツアーの参加者も芸人さんたちも記者、スタッフの皆さんも一緒にご飯。大人数なので入れ替えで食べる。
マサラワーラーのタミル語Tシャツはここでも大人気でアメリカ人女子にも「欲しい!」って言われたよ。Tシャツにタミル語で「飯食ったか!?」て書いてありゃ、そりゃあ面白いよね!飯食った!
やっぱり美味しい!すごいなあ…感激。
みんなで食べます。
食べた後はシランバム体験!
この後、見事に棒を落とされました。笑
記者のみんなとも仲良くなった。この真ん中のチャンドラシェーカランはバスの中であったカメラマンのおじさんの息子で、彼もまたカメラマン。
花輪もかけてもらっちゃって大歓迎を受ける我々
ここでもパライの演奏が!
満腹になって村の人たちと話したり写真撮ったりした後、バスで出発を待っていると、窓の外から仲良くなった子供達が握手をして、名残惜しそうにしている。
自分の持っているお菓子やネックレスを「思い出に持って行って!」と渡してくれた。大事なものだと思うので、気持ちだけで嬉しいよ!と返したけれど、胸がいっぱいになってしまった。
なんて親切で優しい人たちなんだろう…
また美しい田んぼを走って、マドゥライ市街に戻って行った。
バスの中でタミル語ができるアメリカ人が何人もいてびっくりした!
初めてアメリカ人とタミル語で話したよ。
マドゥライに戻ったら、今晩チダンバラムに帰る秀典サーミのバス予約に行って、ホテルに戻ってヘトヘトで昼寝。
夜、3人でミーナークシー参拝し、旅の無事とか色々祈った。
お寺に行く途中、いつものサトウキビジュース屋さん。何年も前から同じ場所で仕事してるなあー。
ジャリカットゥの出場牛。マートゥポンガルは「牛のポンガル」だからね!
24:00発のバスに乗るサーミを見送りにバスターミナルに行くと、バスは途中でパンクしたとかで1時間遅れ。
ちょっと話して、再会を約束して別れた。
良い巡礼を!!!!
夜は、いつも混んでいるお店でマサラパロッタ。
「マドゥライの飯はうまいぞ!マストだ!」と云うおじさん。
おやすみなさい!