昨日のお寺でテイヤムやっているはず!
しかし、小さいお寺だし、新しいし、良いテイヤム見れるのかなあ〜?
しょぼいんじゃないかなあ?
と、疑い気味の3人。
ちょっとお疲れで昼までぐったりして「よし行こう〜!」
と、シティバススタンドでヴァンナッテメッタイのムッチロットゥバガヴァティ寺院へ!
おおー!!!!今日は今日は会場ですでにテイヤムが始まっていた!!
バガヴァティ(女神、地母神)体に書いてある模様から、天然痘の女神でチャームンディーみたいな神様かもしれない。
テイヤムはヒンドゥー教より以前からある信仰だけど、ヒンドゥーとの習合が進んでいて「この神様はカーリー」とか「この神様はシヴァ」とか、言われている。
でも、あきらかに異質な感じ。
森の中から現れた神様って感じがする。
お寺の一角では別の神様(ヴィシュヌムールティ)が昨日干していたお米とターメリックの粉をくれる。
ので、もらって食べる。
無料で振る舞われるごはん!これがまた美味しいー!
小さい祠の前に供物を並べる。
アワル(押し米)やポーハー(ポン菓子みたいな膨らましたお米)やバナナなど
ほこらの中には剣が祭られている
浮遊している白い粉は灰。お寺の真ん中で炭が燃やされている。
供物の前で礼拝をして立ち上がる男神ヴィシュヌムールティ
叫んだり、お告げの言葉を詠唱したりする。
登場するときにはこの仮面を被っていた。
半神半獣の神様なのかもしれない。
歩き回り、寺の敷地の外の森に行くヴィシュヌムールティ。
追って行くと、供物の生きたニワトリを高くかざした後に噛み殺した。
そして、供物の米をみんなで神に投げる。
なんとも魔術的。
太古の風を感じる世界。
寺の中に戻ると、男達が炭の前に集まった。
そして、頭に金の飾りをつけ、金の剣を持った男が台から炭に飛び込むと、続いて男達が焼けている炭を蹴飛ばして走り回った!
蹴飛ばした炭が飛んで来ると、すごい熱い!
境内は太陽に焼かれてただでさえ熱いのに、さらに火渡り!
境内の外にでると、今度は小石が痛い!
火渡りというか火蹴飛ばしが終わり、ヴィシュヌムールティのニワトリの供犠も終わると、少しムードが変わり、ゆっくりとしたテンポの演奏で
荘厳な雰囲気に。
寺の一角で変身をしていた主神のムチロットゥバガヴァティが、満を持して登場!!!
先導する傘、天蓋、楽器の男達。
Muchilottu Bhagavathi
美しい!!
女神の歩く道には花びらが投げられ、ゆっくりとしたステップで、両手にたいまつを持って歩いて来る。
シャンク(ほら貝)を吹く人、剣を持った人、天蓋を支える人が先導し、地面に花びらをまき、その上を優雅に歩く。
後ろにはタイコ隊がついて歩き、ゆっくりと本殿の周りをぐるぐると右回りに回る。
後ろ。地面は花びらでいっぱい。
勇者みたいな人
歩いた後には花が残る。
しばらく歩き、井戸で、目にはめていた銀の飾りを外したり、ぐるぐる回転したり、おじぎをしたり、何かの葉っぱを手で捏ねてちぎったりしていた。
現実離れをした不思議な空間。
とても人間とは思えない。
異界(森)からやってきた神様。
夢みたいな時間だった。
でも、見物に来ている子供達は、ぼくたち日本人のほうが、よっぽど珍しいみたいだった!!
テイヤムの様子も動画に撮ってきたので、ぜひ見てみてください。
やっぱり音と動きが重要なので、ぜひぜひどうぞー!
一日中直射日光にあたりつづけてヘッロヘロになった!!
カンヌールに戻ると、なんとバスターミナルの近くのホテルに屋上バーがあるのを発見!!
冷たいビールにありつけた!!
カニマサラ、イカフライ、マッシュルーム65、でカンパーイ!!
うまかった〜〜〜〜〜!!
でも、疲れた…
おやすみなさ〜〜〜〜〜。
がくっ…