4/29『マサラ食い倒れ マドゥライ→タンジャーヴール』

朝、ホテルをチェクアウトして、昨日知り合ったおまわりさんの家にオートでGO!

ミーナークシー寺院から5Kmくらい離れた『ヴィシュヴァナンタプラム』という地区。

おしゃれな家がならぶ、閑静な住宅地でした。

家につくと、おまわりさんの『バルーさん』がにこやかにお出迎え。

奥さんと子供を紹介してくれた。

家族もみんな、なんだか明るくて良いかんじ。

バルーさんは家族の写真をたくさん見せてくれました。

ぼくも、丁度結婚式を挙げたばかりだったので

写真を見せると、とても喜んで気に入ってくれて、家族写真と交換しました。

 

そして、朝ご飯が出てきました。

奥さんの手料理をいただく。

イドゥリ、ワダ、サンバル、ココナッツチャトニ

どれもこれも、お店で食べるよりおいしい!

ふわっとしてます。

左がココナッツチャトニ、右がサンバル

イドゥリ

たべろたべろと言われてパクパク食べてたら、あとからドーサまで出てきました。

おいしいおいしい!

とどんどん食べる。

そしてどんどん盛る。

食べる

盛る

食べる

盛る

お腹パンパン!!

 

食べながらも喋っていたのですがバルーさんが

「マドゥライは仕立て屋が名物だから、服でも仕立てて記念にプレゼントしたいよ。」

というので

「そうそう、変な店でズボン作ってもらったんですよ。これです。」

と、あのズボンを見せると

「こりゃひどい。いくら払ったの?1500ルピー!?

これは100ルピーもしないよ!どこの店だ。おれが行って叱ってやる!」

ああ…やっぱりそうだったのか…そんな気はしてたんだけどね…あの仕立て屋のおやじー!!!

 

 

食べてからしばらく喋ったり、タミル映画のDVD見たりしてると、バルーさんが

「昼ご飯の材料を一緒に買いに行こう!」

というので、バイクに乗ってGO!

まずは魚屋さん

丸太のまな板の上で凄い早さで魚のウロコをとってキモをとって輪切りにするおじさん。

うまいものにはハエがたかる。

ブンブンすごい。

 

つぎは野菜!

ということで市場へ。

働くポーズをとるおじさん

多彩なウリ類が並んでます。

未熟マンゴーやドラムスティックも見える。

1メートルくらいのヘビウリ!でっかい!

ドーン!ジャックフルーツ(日本語名はバラミツ)

でっかくてトゲトゲですが、中身の黄色い身は甘くてうまいです。

これを具にして作る料理もあります。

市場ではミールス用のバナナの葉っぱを買ったり、マッシュルームスープという、ブラックペッパーが効いたキノコスープも飲んだ。

なんでもうまいぞ!

次は肉屋へ。

マトン(ヤギ)は尻尾つきのままぶら下げて切って量り売り。

鶏肉も肉屋に生きたニワトリがいるのを潰しているので、新鮮そのもの。

肉を食べるってのは、動物を食べるって当たり前なことが実感できる。

動物も植物も、心して食べなければいけないのだ。

バルーさんの家に帰って、台所で奥さんが料理をつくるのを見せてもらう。

良い機会なのでビデオをまわして撮らせてもらいました。

奥さんもノリノリでまるで料理番組みたいでした。

 

しかし!

このビデオが操作ミスで撮れていなかったことが後から判明。

みんなでガッカリ。

あああ、なんという失敗!

奥さんに謝ると「まあまあ、気にしないでね。」と言ってくれました。

でも、料理の手順はちゃんと頭に入りました。

インドの家庭の調理場も見られて楽しかった!

 

そして完成したノンベジ・ミールスはこちら

ジャーン!!

左から時計回りに チキン65、魚のマサラ焼き、マサラオムレツ、チキンマサラ

さすが警察官のお家の料理という感じでパワフル!

豪華なおもてなし料理です。

突然の訪問にこのおもてなし、嬉しくて泣きそうでした。

<奥さん直伝レシピ>

・マサラ焼き魚

魚のブツ切りにターメリック、レッドチリ、ニンニクとショウガのペーストをまぶす。

薄く油をしいたフライパンでじっくり焼く。

 

・チキン65

チキン65マサラ(市販)をまぶした鶏肉を揚げる。

 

・チキンマサラ

1:鍋に油を引いて、ホールのシナモン、トウガラシ、カルダモン、クローブ、フェンネルを入れてテンパリング。

2:タマネギのスライスを入れて炒める。

3:タマネギ、ニンニク、ショウガのペーストを入れる。

4:4ツ切りのトマトを入れる。

5:鶏肉(皮付き、骨付き、ブツ切り)を入れて表面が白くなるくらい炒める。

6:ヨーグルト、粉スパイス(ターメリック、コリアンダー、レッドチリ)、塩を入れる。

6:焦げ付かないように、水ほんの少しとヨーグルトを加える。

7:フタをして圧力をかけて火を通す。

以上!

最後の仕上げは見ていなかったですが、たぶん最後にちょっとガラムマサラかなんかを加えていたかも。

 

もちろんウマい!

しかし、朝食べ過ぎたのでつらい。

美味しいのにノドを通らないくらいハラいっぱい。

しかも、正式にあぐらをかいて床にしいたバナナの葉っぱから食べるので

屈んだ姿勢になるだけで苦しい〜

 

でも、隣で食べてるバルーさんはすでにご飯おかわり山盛り4回戦突入。

どうなってるんだろう!?

全部食べ終わって、締めのカードライス(ヨーグルトごはん)を食べ終わると、もう腹が風船のようにパンッパン。

 

この日記を書いている深夜一時になっても、まだハラいっぱい。

食べ過ぎを通り越して、スパイスの匂いが辛いという、マサラワーラーとしてダメな危険ゾーンに来ています。

 

バルーさんの家で昼寝をして、学校から帰って来た娘のプリーティーさん、息子のヴィジャイくんも揃ったので皆で記念撮影。

バルーさんにバス停までバイクで送ってもらった。

何から何まで本当に親切な人達で感動してしまう。

「今度は家族で来なさい。自分の家と思って二ヶ月でも三ヶ月でも泊まっていったらいいよ。」

と言ってくれました。

もう、ウルルンな感じになっちゃいます。

 

しかし、ぼくの感動とはよそに、胃腸はヒメイをあげて、オナラが止まりません。

ああ、バスが窓あけっぱなしで、クラクションがうるさくて、スパイスの匂いが強い国でよかった。

 

バスは夕方5時に出発して、9時すぎにタンジャーヴールにつきました。

辛かった、屁バス…

 

バスターミナルの周辺を歩き回ってホテルを探すが、適当なホテルがぜんぜんない。

見つかったホテルも満室だったので、フロントのおじさんに「ここはドコなの?」と聞くと

「ニューバスステーションだよ。」

 

地図を見てみると、町の中心地からずっと離れてる。

少ないオートを必死で捕まえて、中心地の「オールドバスステーション」の方へ。

 

疲れているし胃腸が大ピンチなのと、自分を甘やかしたいのと、好奇心とで

高級ホテル(あくまで自分の基準での)に泊まってみることにした。

「安ロッジばかりでは見えないインドもあるのだ!」

 

若い頃の「安ロッジじゃなきゃダメだ!ぜいたくは敵だ!」

という頑なな自分とはサヨナラさ!

 

泊まったホテルはさすがの貫禄。

さっそくお世話になったバルーさんの家に電話して、無事ついたことを報告。

 

ああ、もう疲れたので寝なきゃ。

ホテルの絵を書いたので見るよろし〜

おやすみなさい。

 

 

 

つぎにすすむ

まえにもどる

オレインドにもどる