5/7 『チェンナイで遊ぶ』

もうインドもあと2日!

ということで、今日は買い物とインド料理の最高級を食べるぞ!

と鼻息荒く決めました。

あとはチェンナイ探検!

 

朝、宿のあるトリプルケーン周辺を歩き回ってみた。

いろいろ入り組んでいて、かなり道に迷ったけど、職種によってエリアが分かれているのがよくわかる。

ホテルや食堂のエリア、野菜や果物のエリア、ムスリムが集まっているエリア、印刷屋エリア、家具職人エリアなどなど。

あ、でも日本でも同じか。

生まれ育った東京の糀谷のほうは町工場ばかり集まるエリアだったもんなあー

 

ぐるぐる歩き回り、ホテルの近くの食堂でポンガルとチックーのジュースを注文。

チックーは、一見ジャガイモに見えるけど、実は干し柿に似たような甘い果物です。

このお店のマサラワーラー達!

南インドのおかゆとも言う『ポンガル』

ごはんとムングダールを一緒に炊いたものをマッシュポテトみたいにしたもの。

ポンガル食って、腹一杯!

ティファン類は軽食というけど、実は腹一杯になる。

しかも、どこでもチャトニやサンバルはおかわり自由!

日本ではよく、ご飯おかわり自由ってお店があるけれど、ここではおかずの方がおかわり自由!

 

食べた後は、歩いてマリーナビーチという浜に向かった。

途中でヤシジュース!

飲み終わると、ヤシを割って、なかみの果肉を食べさせてくれる。

これがまたけっこう腹にたまって、お腹いっぱいいっぱい。

 

マリーナビーチは前にも来たことがあるけれど、とにかく浜辺が広い!

どこまでも続く浜辺〜

海までながーい距離があるので、まるで砂漠です。

 

そして、海にはザッパーン!と激しい波。

湾になってないから波が強くて、泳ぐのはちょっとキケン。

それでも泳いでる人は居ました。

さらに!

頼りない小舟で漁にでるおじさん。

見ているほうが心配になるけど、おじさんにとっては、いつものことなんだろうなあ。

 

波打ち際にボーっと座ってると、いろんな人が来ます。

ピーナッツ売りとか、水売りとかがやってきて、そのうち猿回しの少年がやってきました。

でも、猿がなんもしない。

少年はなんどか「ジャンプ、ジャンプッ。」と猿に言うけど、ぜんぜん言うこと聞かない猿。

何もしないのに「金ちょーだい」

さすがにそれはあげられないよう。

でも子供はしつこい!

しかし、大変な商売だ。

サルを反省させられるくらいに頑張って欲しい!

 

しばらく海でボーーーーーーっとした後、いったんホテルに戻る。

海からホテルに戻る途中で、橋から川を見たら水牛親子がいた。

ゴミだらけのくさーい川だけど、立派な水牛がいるって、なんだか変な感じ。

 

トリプルケーンの町並み。

 

ホテルで一休みしたらランチに!

今回の旅行で、最後のほうに行こうと決めていたチェンナイの最高級ホテル『タージ・コネマラ』のレストランでのランチブッフェ!

タージですよ!コネマラですよ!

 

タージコネマラはアンナーサライのショッピングモール「スペンサープラザ」のすぐ横にあった!

凄い立派なホテル。

日本にだってなかなか無いような豪華さ。

ドアマンが王様のように堂々としていてカッコいい!

今泊まっているRs.1000のホテルを高い高いと言っていたけど

ココに比べりゃ屁みたいなもんです。

 

最高級のホテルの料理は、どれも最高級。

サービスもインドとは思えないような最高級。

ブッフェだけど、パンも南インド風パローター、パラーター、北インド風パラーターやナーンと揃って持って来てくれるし

ビールも飲める。

キングフィシャーの大瓶2本飲んで、ちょっと酔っぱらった。

たくさんの種類を全部食べたいので、ちょっとずつ盛り。

パン類盛り合わせ。

ラッサム

ちょこちょこたくさん。ああ、うまい。しかしどんどん腹いっぱいになってくる…

パニールの入った白いカレー。

アールマタルだったかな?

バナナのパチャディ。

トマトライス

オクラのサブジ

やっぱカードライスを締めに持ってこないと!

デザートも充実!!プールが見えるレストランだったので凄く泳ぎたかった。

 

すごい料理だった。

食べ放題でRs.750!!(でも、ビール飲み過ぎてRs.1000越えちゃってた)

普通の飯屋のミールスがだいたいRs.35くらいなので、一体何倍なんだ!!!

お客さんは、ほとんど欧米人と、インド人のお金持ちでした。

 

大満足の内容でほろよい加減で外に出て少し歩くと、すぐ物乞いがきました。

なんとも複雑な感じ。

しかし、今回の旅行のはじめから気づいていたけど

物乞いが昔にくらべて随分アッサリしている。

相変わらず生活は苦しいと思うのだけれど、以前よりは楽になっているのかなあ?

それとも、真夏で疲れているのか…

 

 

 

食べた後は、隣のスペンサープラザにある「ミュージックワールド」というタワレコみたいなCD屋で

インド映画のDVDやCD漁り。

いろいろ手に取ったり、店員さんと話してさがしたりしていると、ふと目に留まったコーナーに…

 

あった。

 

 

あった!!!

 

なんと!!ここにシャクティマーンのDVDが!!

 

10年くらい前に放送していた、インドのスーパーマン『シャクティマーン』

 

YouTubeで見られるけれど、DVDがあれば!

と夢に想っていたのだ。

シャクティマーンのDVD、全部買い占めた!(安かったのと、5枚くらいしか無かった)

 

そして、これもお楽しみ、映画を見に行くことに。

『サンガム』という大きなシネコンに行った。

日本のシネコンと遜色無い、ピッカピカの映画館!

ちょうど始まったばかりの映画があったので、急いでチケットを買って中に。

映画のタイトルは『アヤン』

タミル語の映画で、ほとんど言葉はわからないのに、何故か内容はだいたい分かるというフシギ。

以下、勝手に解釈した映画の内容。

主人公は、友達とケータイ電話屋をするかたわら、宝石の密輸をしている。

アフリカまで行ってダイヤを運び出す仕事をする。

友達の妹とあっという間に恋に落ちる。

ドラッグの密輸をする悪いヤツに宝石商の親方が殺されてしまう。

実は友達が裏切っていたことが分かったり、その友達がドラッグの密輸に手を染めた上に殺されたり

他にも仲間が死んでしまったりする。

相手の悪事を暴き、一度はダメになりかけた恋も復活。

最後は悪者とアフリカで決闘。

見事勝利して帰国。

密輸のことは許してもらってハッピーエンド。

いろいろ間違っていると思うけど、大体こんな感じでした。

 

とにかくアクションいっぱい!恋愛あり、コメディあり、謎解きあり、もちろんダンスありのコッテコテの極上エンターテイメント作品だった。

お客さんもノリノリで、いいシーンになると『ピューーーーッ!!』と口笛吹いたり

『フォーーーーー!!!!』と叫んだりして楽しい。

やっぱインドは映画だー!

 

映画を見た後、ちょっとみやげを買う。

スペンサープラザのカシミール人のみやげ屋で、ヒンディー会話でいろいろしゃべって楽しかった。

あんまり面白いTシャツとかは無かったけど、みやげにミラー細工のバッグとか買った。

 

その後、オートで『COCONUT LAGOON』というケララ料理をだすレストランへ。

 

オートのドライバーが英語があまり分からないというので(おれも英語があまりわからない)、なんとか少し勉強しておいたタミル語を交えて会話。

Rs.70ということで一緒に探しながら走るが、場所がイマイチわからないというので

「ミュージックアカデミーの近く」というと、合点がいって

「それなら大丈夫!」とスイスイ無事目的地へ。

そして、Rs.70払うと、Rs.20返してくれて

「Rs.50でいいよ、ありがとう!」

と、お礼までされてしまった。

オートでボられることはよくあるけど、お金返ってきたのははじめて!

やさしいドライバーだった。

なんかうれしいなあー!

 

「ケララ、マンガロール、ゴアの味」

店の中はケララの写真が貼ってあったり、船の中みたいな天井になっていてステキ。

 

これは魚の料理がおいしそうだなあ〜!

魚のメニューでオススメを頼んでみた。

ジャーン!

バナナの葉で魚(マナガツオかな?)を包んである。

スパイス効いててビールに合う!

ゴアフィッシュカレーも、タマリンドの酸味が効いててうまい!

ごはんにバーっとっかけて食べました。

ごちそうさまー!

店員さんも親切だし、いい店だったなあ。

店員さんの一人はケララ出身ではなくアーンドラプラデーシュ出身で、「アーンドラもぜひ来てください。見る所いっぱいありますよ。」

と言っていたので「ハイデラバードには行きました。他のところもぜひ行きたいなあ、」とか、いろいろ喋った。

このお店の下には『アマラーバティー』というアーンドラ料理専門店もあるので、これも行きたかったなあ。

 

 

ついに、明日はインド最終日。

あっという間だった。

いつも、2週間が山場で、2週間を越えてから余裕が出て楽しくなるような気がするので、

その2週間で終わってしまうとちょっと後ろ髪を引かれる思い。

 

でも、またくればいいや。

また、来たいな。

 

 

 

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