5/5『ハイデラバードはいろいろです』

朝、早く起きた。

と、いうよりも

あまり寝られなかった。

そういえば、インドに来てから早寝早起きというよりも、まともにグッスリ寝てない気がする。

すごく疲れて眠いのに、うるさかったり暑かったり寒かったり、いろいろ問題があるのだ。

すぐ眠れるのがとりえなのになあ。

 

とにかく、あまり早く外に出ても何もすることがないので、朝8時までなんとか2度寝してから

それでも8時前に外に出た。

うるさいAbidsロードも早朝はまだちょっと静か。

バスやオートを使わないで、2Kmくらい南のチャールミーナールという有名な四本の塔を目指すのだ。

昨日、走って足が豆だらけになったので、今日は靴下を履いて、靴(カンフーシューズ)で出かけた。

途中、どこかで飯でも

と思ったが、意外と開いてる店や、手頃な飯屋がない。

見つからないまま歩いていると、さすがはムスリム(イスラム教徒)の町。

あのドームがイスラミックだねえ。

アラブの町みたい。

そんで、ドラクエの城みたい。

しばらく歩くと見えてきました。

マッチのハコでも有名なチャールミーナール。

お。あれは!

これ、見た事あるぞ!

マッチのハコの絵だ!

しかし、まだオープンの9:00になっていない。

とりあえず飯を食わねば。

と、バスターミナルの近くで適当な飯屋に入った。

適当な飯屋。

ちょっとボロい店。

メニューは、朝はプーリー、サモサ、キチュリしかできないという。

なので、キチュリを頼んでみた。

↑*名前を間違えて『キチャディ』と書いてます(キチャディはまた違う食べ物)

 

店をでると、店の上からおっちゃんが手を振って

オレを撮れ!

 

チャールミーナールに向かって行くと、途中でこんなお店が

ナーン屋さん。

今回のインド旅行で、ナーン初めて見た!!

 

チャールミーナール。

外人は入場料がRs.100

しかし、運悪く持ち合わせがRs.500札しかなかった。

こういうときは、大きな店でもなきゃ大抵おつりはありません。

しょうがないので近くの宝石屋へ。

ハイデラバードは宝石、特に真珠が名産らしい。

ヒンディーで会話して『アーティストやってます。』と言うと

『じゃあ似顔絵描いてよ。』と頼まれて、チャチャっと描いてあげると、喜んで両替してくれました。

手に持ってるのが似顔絵。

ボールペンで描いたのでほとんど見えない!

両替もできて嬉しいので、ついでに安いバングルを買いました。

そういえば、じつはインドにきてから似顔絵5人目だった。

チャールミーナールを昇る階段は、やっぱり狭かった。

内側

ああ、細かい彫刻がすごいなあ。

オートが虫みたいでかわいいなあー!

チャールミーナールを降りると、1Fに観光案内所があって、係の人が呼んでいる。

行ってみると、ハイデラバード名所絵はがきを勧められた。

値切ったけど、正規の案内所だからか?値切れずRs.30で10枚組。

ついでに、次に行きたいゴールコンダフォートという城への行き方を聞くと

「近くのバスターミナルからバスがでるから、それで行けばRs.5だよ。」と親切に教えてくれた。

バスターミナルに行く手前でメッカマスジット(モスク)に寄ってみた。

近くにいた子供と記念写真。

ハトがいっぱいいた。

バスターミナルに行くと、バスがくるのは向かいだと言う。

そこでバスを待つ

待つ

待つ

待つ

待つ

ず〜〜〜〜っと待っても目当てのバスが来ない!

同じようにず〜〜〜〜〜〜〜〜っと待っている青年が隣にいたので話しかけてみると

やっぱり同じバス待ってた。

二人で「全然来ないねえ。」なんて言って気長にまつ。

彼は、今日は休みで一人で観光をしているというアンジーヤ君17歳。

ITの町ハイデラバードでパソコンの仕事をしています。

インド人で一人で観光とは珍しい。若いのに。

しかも、隣町のシカンダラバードに住んでいるという。

 

ようやくバスが来たので2人で乗り込む。

バスの中は女性席と男性席に分かれてる。

しかも、珍しく車掌が女性だった。

 

しばらくするとゴールコンダフォートに到着!

喉が乾いたので、さっそく店でリムカを一気飲み。

 

アンジーヤ君とはぐれてしまったので、一人で入場。

やたら誘ってくるガイドを断っていると、後ろから声をかけられた。

「ガイドはいらないよー」

と言って顔を見ると、アンジーヤ君だった。

旅は道連れとばかりに、二人でゴールコンダフォートに中を探検する。

でっかい岩山に建てた要塞のような城で、すごい規模!

城壁といい城の跡、迷路のような道といい、まるでドラクエとかの最後のボスがいる城みたい。

強い王様の城だ!

 

映画の撮影もしていた。

アンジーヤ君曰く「知らない俳優。」とのこと。

 

たくさんある建物の中

井戸に向かって手を叩いて反響させるアンジーヤ君。

頂上近くにあるヒンドゥー寺院。

後ろに巨岩がそびえてます。

岩に描かれたドゥルガー女神。

こっちもドゥルガー(マヒシャアスラマルディニー)

カーリー女神。

大迫力!

城を頑張って登って頂上へ。

素晴らしい風景!

モスク?

ヒンドゥーの神様を祭っている場所。

ハヌマーンやヴィシュヌの化身があります。

ゴールコンダフォートはムスリムの王様の城なんだけれど、ヒンドゥー寺院やヒンドゥーの神様がいるんだなあ。

すごい岩。

降りて来たぞー!

ゴールコンダフォート地図。

ちなみにゴールコンダフォートを登って降りる動画です。

 

ああ、すごい城だった。

ハンマーブロスにハンマー投げられるかと思った。

 

ゴルールコンダフォートを見た後、アンジーヤ君が「いろいろ行きたい所があるんだけど、一緒に行かない?」と提案。

ハイデラバードのことよくわからないし、面白そうなので「乗った!」

 

アンジーヤ君の下調べしたバスルートに従って、つぎの目的地は『ビルラマンディル』という新しいヒンドゥー寺院に行くことに。

ムスリムの多いハイデラバードだけど、彼はヒンドゥー教徒。

いろいろ聞き回ってビルラマンディルに到着!

参道を登ると、ちょうど昼間で寺が休み時間。

開くのは2時なので30分ある。

ちょうど下に店があるので昼飯!

昨日のビッグビリヤニが大変だったので、マトンマサラ&タンドーリーローティにしてみた。

このロティがでっかい!

食べるの大変!

しかも、二枚あります。

アンジーヤ君はビリヤニ。

少しシェアして食べたけど、彼も多すぎてちょっと残してた。

インド人でも多いのか!

いつの間にかアンジーヤ君に「バーイー(兄ちゃん)』と呼ばれるようになる。

 

2時になったので寺へ!

バラジを祭っております。

この寺は総白大理石作り!

最近出来たようでピカピカ。

ゴプラムがあるけど本殿は北インド的なシカラが建っている。

カメラ持ち込み禁止なので靴とカメラを預けて、セキュリティチェックを受けてから中へ。

ハイデラバードでは、観光地の他、スーパーやモールなどの人が集まるところでのセキュリティチェックが厳しい。

ボンベイでのテロの影響もあるのだろう。

 

ビルラマンディルはピッカピカだけど、お布施の強要などもなく、気持ちいい寺だった。

そして、この寺も、やっぱり岩の上に建っていた。

巨岩の町だ!

 

寺が終わって、アンジーヤ君の行きたい所へついていく。

この後はなんだかモヤモヤなスポットが続く。

1・公園の何かのメモリアル

入場料を払ったけど、モニュメントがあるだけ。

写真撮ったらさらに追加でRs.5とられちゃった。

 

2・何か、アミューズメントパーク的なやつ。

入場料を払って入っても、中のアトラクションは全て別料金。

小さい電車、3D映画、わなげ、くじびき、ゲーセン等があり、どれもショボいので二人ともチャレンジせず。

 

3・フセインサーガル湖

ハイデラバードの憩いの湖。

でも、やっぱりちょっと臭い。

インドの人がもうちょっとゴミを捨てなくなれば相当変わるのになあ。

湖には大仏のいる島があるのだが、ちょうど横向きの場所。

大仏島に行くフェリーが昼の間休みで行けず。

 

4・映画館

タイミング悪くて見れず。残念!

 

何はともあれ、二人での観光は楽しかった!

アンジーヤ君とバスを探して走ったり、あっちこっち迷ったり、おもしろかったなあ。

後で手紙を出すために住所を聞いてお別れ。

別れ際に、オートの運転手と代わりに交渉してくれた。

ありがとうアンジーヤくん!!

 

ホテルに戻り、夕方にまた散歩でもしようかと思ったら

突然の雷雨!

しかたなくホテルのレストラン『WAO! TAJ』でめし。

「なんつっても名前がタージだし、うまいかも。ハイデラバードだし、ムガル料理かな?」

と思ったら、ベジレストランでした。

夜なのにミールス食べた。

あと

ハイデラバードで売ってたこのマンゴーが

とんでもなくうまかった!!!!

 

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