今日は朝7:15の電車でバンガロールに行くのだ。 朝早く起きて、芸大君を起こしにいく。(彼も同じ電車でバンガロールに行く) しかし、なかなか起きてこないので、ベルを何度も鳴らして起こし、駅までダッシュ!! 芸大くんとおれは別の車両なので、ここでお別れ。元気でねー! 電車の中で、相席の家族から御飯をもらった。 その時の紙皿の裏を見てビックリ! 日本の十六茶のパックの再利用だった。
もらった食べ物
おいしかったよ〜。感謝! んで、岩山や、椰子の木や荒野を眺めながら、 トイレに行きたくなったりハラが減ったりノドが乾いたりしながら 6時間でバンガロール・カント駅に着いた。 駅のなかで歩いてたら、懐かしい声で呼ばれた。 実は、この前の旅行で途中までいっしょだったK姉さんは2年前からバンガロールで就職して住み着いているのだ。 それで、昨日連絡して待ち合わせたってこと。 懐かしいな〜。 ちょうど昼時で腹が減っていたので飯を食べに行った。 着いたところは『シェザン』とゆうちょっとオシャレなレストラン。 さっそく、マトンマサラ、パロータ2皿、リミカ(レモン味の炭酸ジュース)を平らげた。 うまいよー! これが、『バンガロールぬるま湯生活』の幕開けだった… まず、気温からして違う。 バンガロールはデカン高原にあるので、マドラスよりかなり涼しい。 昼間はやっぱり暑くなるけど、熱くはならないし、朝晩は涼しくて気持ちがいい。 飯を食べ終わったら、姉さんの家にいった。 広くていいところ!あいてる部屋を一つ貸してもらって居候。そして、家には2匹の犬がいた。 大きくて茶色のが「のびた」 それより小さくて茶色と白のが「くり」 2匹ともすぐになついてくれて、えれえかわいい! 野良犬出身なので、散歩のとき残飯のほうにふらふら歩いて行く。 姉さんは、インド人の彼氏と付き合っていて、彼が空手の黒帯を持っていて、最近は中国武術に興味津々だというので 同じくカンフー大好きの僕がいっしょに練習したくて、それがバンガロールに来た理由の一つ。 はやく会ってみたいなー! 散歩の途中、バンガロールに夫婦で住んでいて、やっぱりバンガロールで働いているおでこさん(ハンドルネーム)とゆう人の家に行く。 おでこさんの家には、もうひとりともこさんとゆう、やっぱりバンガロールにすんでる日本人の人が来ていた。 二人ともすごく親切で、いい人! でも、ナゼかおれのことを 「あ!あの、カラテ黒帯でヒンディーペラペラな人でしょ!」 と言われた。話がどういうふうに伝わってるんだー!?ちょっと違うよ〜。 んで、散歩から帰ったら、姉さんと同じマンションのともこさんの家に布団を借りにいった。 そしたら、ともこさんのダンナさんのバルンがいた。 バルンはカルカッタ出身で、トム・ハンクスとMr.ビーンを足して2で割ったような顔で 妙にキレイな英語で、面白すぎるトークをするナイスガイ! すぐに気が合って、話が弾んだ。 あと、バラーとゆう人もいた、バラーは、なにかの映画でみたことあるような人だった。 で、 バルン、バラー達とインドビール『キングフィシャー』飲みながら(姉さん、ともこさんは飲まなかった) みんなでしゃべってゲラゲラ笑った。(*バルンのおもしろ話を聞いて、みんなで笑った)
この日は、夜にすんばらしい結婚式にいったので、そのことを書くよ。 と、いいつつ、ちょっと前から書くことにした。 姉さんが、サリーの着付けをしてもらいにおでこさんの家に行っているあいだに、のびたの散歩を頼まれた。 快く引き受けたモノの、行ってみてビックリ! おれの思った方向にはぜんぜん行ってくれないのびた。 さらに、姉さんから電話がきて、「バッグを忘れたからおでこさんの家まで届けて」 と言われる。 迷う!焦る!!のびたが反抗する!!! やっとこ部屋に戻って、のびたを家に入れたとき、チャイムが鳴った。 声:「たけださんですね!!」 ドアを開けると、ちょっと太めでアロハが似合うラグビー部員って感じのひとがいた。 この人は『バンガロールってどんなパン』とゆうホームページもやってるKENさんだった。 KENさん:まったく、犬飼ったことない人に散歩させるなんてヒドイもんだねえ 早く車乗って!みんな待ってるよ。 おれ:え!?ぼくも行くんすか!? そんで、なんともラフな格好で結婚式にゴー!ナゼか泣いているゾウくん 結婚式場は、車で結構行ったところにあった。 野外の式場で、いきなり象のお出迎え!金かかってるー! んで、肝心の結婚する人のことを良く知らないので聞いてみたら。 花婿がアメリカ人で、花嫁は日本人とインド人の間に生まれたお母さんと、インド人か日本人か?の子? あれ? なんだか良く判らなくなってきたぞ? 複雑。 で、姉さんの仕事上の付き合いのある人? ?の理由はおれがあまり理解してないからです。 ところで、結婚式に行ったメンバーは、おれを除いて、姉さん、KENさん、おでこさんVinayさん(日本人です)夫婦、 バルン、ともこさん夫婦。 と、もうひとり、なんと、おれと面識がある人だった!(僕はうっすらとしか覚えてなかったけど。) なぜなら、専門学校(ヒンディー語やってました)の学園祭のポスターを配りに、学校の夜間クラスに乱入したとき に授業を受けていた人であった。
お互いを遮る布を外して「ごたいめーん!」テレビのカップル作成番組みたい。
式場には池があってドリンクバー(アルコールあり!)や、ティッカ(串焼き)焼き場なんかもある。 チキンティッカは大人気で、なかなかゲットできないけど、パニール(カッテージチーズ)ティッカは食いまくった! うまいうまいうまい!!! ビールもウマアーーーーーーイイイ!!! しかもタダーーーーーーー!!!! 式は、和やかな雰囲気で、伝統的ないいかんじの儀式。 後で、トヨタのバンガロール駐在員のおっちゃん(ハッピ着用、重役らしい)が、もちつき! あんころ餅やきなこ餅を振る舞った。 これには日本食に飢えたインド住まいの日本人のひとは大感動! ぼくも、ひさしぶりに食べるつきたての餅の味に感動。 しかし、ウマイウマイと言っても所詮つまみ。 みんな、腹が減って文句をいいだした(勝手だね〜) まだかー!料理!!(なにをしに結婚式にきたんだ?) で、やっと時間になった。 料理はバイキングで、
あと、いろいろ。 しっかし、キムチ(風味)は、辛かった… キムチ大好きっ子のぼくは、皿に取り過ぎて、一口食って大後悔…ビックリしたよ! アレは、『レモン白菜とうがらし漬け』とゆう。 次の日、おしりが痛くなったのは、ゆうまでもない…
今日は、ウドゥピーとゆう町にいく。 ウドゥピーは、バンガロールから400キロ以上離れていて、マンガロールの近くの町。 そして、姉さんの彼氏、ワースの故郷でもあるのだ。 ここに行く目的はまたもや結婚式! KENさん、姉さんと行く。運転手さんのシノハラジー KENさんの車の運転手さんの名前がなかなか覚えられない。 ねえさんとかKENさんとか、みんなは知ってるんだけど、聞いても 「シュノラールジー」とか、「シュノラーンジー」と、よく聞き取れない。 なので、自分のなかで勝手に『シノハラジー』と呼ぶことにする。
ココナツジュース屋でひと休み。
前の二人はうるさかったに違いない。 姉さんが、自分のテープを持ってきた。 『ドリカム』『森高』 あと、流行りの洋楽。 唄う唄う♪ おれもつられてノリノリ! 普段あんまり聞かないアイドルの歌でノれちゃうなんて、つくずくノりやすいんだなー… おかげで、一人のとき口ずさんだりする。やばいよ〜 ひとしきり騒いだら、二人とも熟睡。 子供だと思われたに違いない。 途中、山道でカーブが連続する、これにはグッタリ。 休憩に寄った、ハッサンという町のホテルのレストランでコーヒーブレイク。 姉さんは「キャラメルカスタード」を注文。プリン。 で、「バンガロールより安いけどちょっと洗練されてない味」とか言ってた。 あと、やっぱり100%のジュースにこだわり「砂糖なしで!」と言っていた。…マダム! で、車はブーンとマンガロールの町を後にして、ウドゥピーに到着。 予約していたホテルはなんとA/C付き!!! ここで、ワースと合流。 すごく感じがよくて、品のいい人。 で、さっそく部屋で中国武術の型とかやったら、すごく喜んでくれた。嬉しい!掴みはオッケー! ところで、ホテルが凄い! なんと、一泊Rs.650の部屋で、二部屋もあり、バス(穴があいててちょっとボロ)付き。 しかし、なんといってもA/Cがありがたい。 みんな腹がペコペコだったので、となりのバーに行った。 KENさんと2人でビールを飲んだら、えらくうまくて感動! KENさんは、「おれはアルコールエンジンを搭載してるんだ。」だって。 ワースは、ヴェジタリアンで、動物性のものはいっさい食べないし、アルコールも飲まない。 姉さんは肉が大好きだけど、ワースの目の前では、さすがにたべらんない。
と、いうことで、おれとKENさんはウドゥピーの海の幸やビールを存分に味わった。 姉さんごめんよー! んで、ホテル帰っておやすみー。
今日は結婚式にいったりしたぞー! みんなで朝、ヴェジレストランに行った。 みんなイドゥリサンバル食べまくり!朝はこれに限りますな。 御飯を食べて、みんなでマハカーリーのお寺に行った。入り口が木でできてて、めずらしい。 ワースは、まえにここでサンダルを盗まれたことがあると言っていた。 地元っ子なのにー! お寺は、こじんまりとしているけど、いい雰囲気だった。 奥のほうで、僧侶に祝福してもらう。おでこに白檀の粉をつけた。 その後、一同ホテルに戻って、ひと休み。 これから結婚式に行くので、きれいな服に着替える。 …が! おれはきれいな服を一着も持っていなかった! 結局、ワースのシャツを貸してもらった。ありがとうワース!! そして、結婚式場に向かう途中で、ワースの親戚の人の家で姉さんのサリーの着付けをしてもらった。
結婚式場はそこから歩いてすぐのところにあった。 行ってみると、大きいお寺の一角に体育館のような建物があり、そこでやっていた。 やたらでっかい式で、お客さんも大人数! ステージの上で式やってるんだけど、お客さんは関係なく、おしゃべりしたり写真とったりしている。 そして、飯時になると、式の途中にも関わらず半分以上のひとが隣の食堂に行ってしまった… だけど、人数が多すぎるので、食堂も数回にわけて入れ替えで入る。 暑い式場でぐったり待って、ようやくおれたちも入れる順番になった。 この結婚式のごはんはミールスだった。 バナナのはっぱに次々と料理が盛られていく。 辛いの甘いの酢っぱいの赤いの黄色の茶色いの… いろんな料理を何人かの給仕さんがよそっていく。 食べても食べても、わんこそばのごとくよそられていく料理! 食べながら、 『ああ、おれはこうやって一生食べさせられて、太らされ、売られていくんだ。』 と、ブロイラー気分を満喫した。 しかも、デザートでアイスクリーム! 締めは、おみやげパーン!渋っ! そのあと、今度はみんなでクリシュナ寺院に行った。
クリシュナ寺院のまえに、でっかい山車があった、祭りのときはこれが町のなかを行くんだなー。凄い!! お寺のなかに入るときには裸足で入る。 そして、ぐるっとまわって中庭にでた、 アチイーーーー!!!! 素足で焼けた地面をあるくもんだから、もう、スゲエあつい! 前にきたときも、お寺ではよくこういう目にあった。 しかし、中庭の向こうに象がいて、どうしてもそれが見たくて、ピョンピョン跳ねながら走る。 で、跳ねてるのは日本人だけ。 インド人は裸足やサンダルがふつうだから、足の裏が靴底のように強靱なのだ! で、姉さんが象を叩いてパオ〜ン!といわれてビビったり、目つきのヤバい牛を怖がったりしながら寺院を後にした。 次はみんなでワースの実家に行った。 ワースの実家はきれいでなんだかとてもいい感じの家だった。 大学教授のお父さんは留守だったけど、お母さんと妹がいて、ふたりともきれいで品のいいひとだった。 みんなで庭のマンゴーの木にみのったマンゴーで作ったジュースを御馳走になる。 これが濃厚であまくてメチャクチャうまかったー! ついつい何杯のおかわりしてしまった。 ワースの家族とお別れして、こんどはビーチリゾートに向かう。 KENさんの車とワースの車で行ったんだけど、途中で運転手が交代! ワースの車を「運転した−い!」と運転する姉さん。 負けずに「俺も運転する!」と、運転手つきの車を自分で運転するKENさん。 ハラハラして乗ってたけど、二人とも事故らずに済んで、おれは内心ホっとしていたのでした。 そして、『キナラビーチ』に到着!
真っ白で、どこまでも続く砂浜と、広い青空、綺麗な海!!!! 『Kinara Beach Resort』とゆうこれまたハネムーンの新婚さんが泊まるようなホテルに宿をとる。 こんどはA/Cついてないけど、とっても清潔! で、ホテルに荷物を置いて、さっそくビーチに繰り出した!!! そして、激しい波の打ち寄せる海にダーイヴ!!!! 姉さんは泳げないので浅いとこにいたけど、おれとKENさんはどんどん泳いで大きな波を求める! そして、波がくるとここぞとばかりに乗りに行く!!! 『KENさーん!きましたあーーーー!!!!!つぎはデカイぞおーー!!!』 『うおーーーーーー!!!行くぞおおーーーー!!!!』 ドッカアアアーーーーーーーン!!! で、また浜まで流される。 これがやたら面白くて、何度も何度も流されにいく。 見ていた姉さんとワースも来て、みんなでザッバーーーーーーン!!! 流され疲れたみんなは、今度は浜で遊んだ。 で、クタクタになってホテルに戻り、シャワーを浴びてひと休み。 そろそろ日も沈んでお腹もへってきたので、みんなで食事をしにいく。 ホテルの一階のバーが、砂浜にも席をだしていて、星空のしたで、涼しい海風に吹かれながらディナー! ほんとに感動的な星空で、しばらく空を見たままボーっとしてしまう。 そして、みんなでビールとうまい料理食べながらバカ話しして、いい感じに酔って、また唄ったりした。 もう、楽しくって楽しくって、ゲラゲラわらってた。 ホテルに戻って寝るときになってもはしゃいでみんなに迷惑がられる始末。 いや〜、ひさしぶりにこんなに笑ったなー。 そして、ひとしきり笑って、おやすみー。
きょうはビーチから、セントメアリーアイランドとゆう島にいき、そしてバンガロールに帰る。 朝、島に行く途中に朝飯を食ったレストランのイドゥリサンバルが感動的にウマかった! 一同感動。 島に行くには、あたりまえだけど船でいく。 ので、船着場に向かうんだけど、その途中、またも車酔いのおれと姉さん。 で、途中でアーユルヴェーダの先生のとこで酔い止めをもらった。(これが後にヘンなことに…) それで、ぼくらは船に乗りこんだ。おもかじいっぱーい! 船の先端に陣取ってると、ほかのインド人観光客から 『タイタニックのアレやってよー』と言われる。 そして、リクエストにお答えする! 落ちるかとおもって怖かったけど… そうそう、ナゼか、顔とか手とかの皮膚がなんだか痺れたような感じが… あ!!!さっきの薬かあー!?なんか変な感じだよーおい! でも、おなじ薬を飲んだ姉さんはなんともないとゆう、てゆーか今度は船酔いでダウンしてた。 海原を揺られること30分くらい、ぼくらはセントメアリー島(無人島)に着いた。
お見苦しい画像でゴメンなさい。腹でてるなー。 またKENさんと海で遊ぶ、カニを追っかけたり飛び石とかして遊ぶ。 姉さんとワースはラブラブでデート。 それにしても海、空、浜がやたらきれいで感動しっぱなし。 でも、日ざしがハンパじゃなくて、上ハダカのおれはヒドイ日焼けに苦しむのでした… そのあと、存分に楽しんだぼくらは、また長い長い道中を、車酔いと戦いながらバンガロールに帰るのであった。
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